アディオス
昨年も書いたような気がするが、
幸いなことに、俺はあまり身内の不幸に縁がなく、
今まで葬式にもほとんど行った事がない。
人の死というのは、どこか不思議で謎めいていて、
その人の存在がなくなったと言われても、
思い出せるし、感じられるし、
「いなくなる」という概念自体が不思議な事にさえ思えてくる。
でも「会えなくなる」と言われると、途端に悲しみが込み上げるのは何故だろう。
「触れられない」と解ると、急に涙が出てくるのは何故だろう。
もう手を握ってあげたり、背中を押してあげられないと思うと、
とても悲しくて、やりきれなくなる。
命は廻る。いつか自分にも順番が廻ってくる。
順番が廻って来た時、こうして悲しんでくれる人がいれば、幸せに旅立てる気がする。
ばあちゃんも幸せを感じて旅立ってくれるだろうか?
俺、ばあちゃんの孫で幸せでした。本当にありがとう。
俺は明日からも精一杯生きるよ。


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